おバカな男子高校生が、卒業記念にオリジナルTシャツを作ってクラスメイトに配るよ!というシーン。
そのTシャツのデザインがこれ。
自分の写真をデザインに使うっていうセンスもすごいが、
「「「オリジナルTシャツを着た自分」をプリントしたオリジナルTシャツを着た自分」をプリントしたオリジナルTシャツを着た自分」をプリントしたオリジナルTシャツ」
という、頭がこんがらかるようなデザインが素晴らしい。
「鏡の中の、鏡の中の、鏡の中の自分」みたいな技法は昔からあるけど、そういった古典的なアイデアには愛しさを感じる。
その当時の斬新なアイデアやデザインは、時代がすぎると共に、カッコいいとかスマートとか最先端といった尖った感じが削れて、丸くなる。少しダサくなって小馬鹿にされることもある。
でも、それが今でも残ってるということは、きっと人に愛される何かがあるのだと思う。
懐かしくてクスッと笑うような、心が少し温かくなるような。
このアホなTシャツも、ジャレットの照れた笑顔がいい。
追記:ところで、これを作ろうと思うと結構難しいのではないか?と思う。
出典:「Booksmarrt」