白抜き文字のキャプションは、この映画の主役「Adam Driver」の手書き文字を元にフォント化したモノ。
ノートに実際に手で書かれた文字の映像もあるが、味のある字だと思う。
格好良い手書き文字を書くのは、難しい。それと、簡単。
意識して描こうとすると全然いい雰囲気にならない。難しい。
反対に、何にも考えないでサラサラっと書いた文字が妙にいい雰囲気の時もある。簡単。
ペンを持った手の動き、リズム、無意識になること、勢い、偶然。
そういうものがうまくいって良い文字が描ける。
これは文字のことだけではないな。
描いたり、形作ったり、芸術を生み出す時も同じコトだな。
日本の書やグラフィティアートを創作する時もこの感覚に近いのではないか?
出典:「PATERSON」