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奇をてらわない道具

 

この映画の舞台は、1930年代頃のカナダ。

4m×4mの小さな家の質素な暮らし。

 

テーブルに白い陶器の食器や茶色の瓶、ホーローのマグ、オイルランプなどの生活用品が乗っている。

奇をてらっていない普通の道具は美しいと思う。

 

簡素で長く使えて暮らしに溶け込む。

普通すぎて普段は気に留めないけど、テーブルに無造作に並んだ道具を見た時に「綺麗だな」と、ふと気づくこともある。

まるで、絵画のようだ。

出典:「幸せの絵具 愛を描く人 モード・ルイス」